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家づくりブログ

家づくりコラム

2022/11/15

種類もいろいろ!団体信用生命保険(団信)を選ぶ際のポイントを解説

こんにちは!岐阜県で外壁タイルの家をご提案している名稲建設/クレバリーホーム東濃店です。
先日も、こちらのコラムでご紹介した団体信用生命保険(通称、団信)。民間の金融機関では、住宅ローンを組む際に団体信用生命保険への加入が義務化されています。
今日は、そんな団体信用生命保険には、一般的な生命保険とどんな違いがあるのか、いったいどんな種類があるのかを家づくりのプロが解説します!

[参考]
コラム/住宅ローンを組むなら必須!?団体信用生命保険(団信)ってどんな保険?

<今日のポイント>
・団体信用生命保険は保険料が住宅ローンの金利の中に含まれていることがほとんど。
・団体信用生命保険には特約付や引き受け条件が緩和されたワイド団信などいろいろな種類がある
・団体信用生命保険加入時には、今自分が入っている生命保険の内容も改めてチェックすると家計見直しにもつながる。

▶︎団体信用生命保険と一般的な生命保険の違い

この記事をお読みの方の中にも、すでに何らかの生命保険に加入している、という方が多いかもしれません。
「今入っている生命保険と、団体信用生命保険はいったい何が違うの?」と思った方もいるのではないでしょうか?

一般的な生命保険と団体信用生命保険の違いには、保険料の払い方や保障期間などがあります。

【違いその1:保険料負担
一般的な生命保険では、プランに応じた保険料を保険契約者が支払います。
一方で、団体信用生命保険では、保険料は実質住宅ローンの金利の中に含まれていることがほとんど。つまり、追加で毎月保険料の支払いが発生するわけではないのです。

【違いその2:保険料の決まり方
一般的な生命保険の多くは、加入時の年齢や性別で保険料に違いが出ます。団体信用生命保険の場合、保険料は年齢や性別にかかわらず一律です。保険料は借入金額やこの後ご紹介する特約などの保障内容の違いで変わります

【違いその3:保障期間
終身や10年保障など、一般的な生命保険では保障期間がプランによって異なります。団体信用生命保険の場合は、これが住宅ローンの返済期間と連動します。返済中に繰上返済をして返済期間が短くなった場合も同様に連動します。

団体信用生命保険は、返済期間中に借主に万が一のこと(死亡や高度障害を負うなど)があった際に、残りの住宅ローン返済金が保険会社から支払われる保険です。そのため、住宅ローンが完済したら、団体信用生命保険は終了します。

その他、保険金の受取人が金融機関となる団体信用生命保険の保険料は、生命保険料控除の対象とはなりません。

▶︎団体信用生命保険は種類もいろいろ!

住宅ローンを借りる際の不安を減らしてくれる団体信用生命保険。
実は、いろいろな種類があり、プラン内容に応じて保険会社が借主本人の住宅ローン残高をすべて返済してくれる条件が異なります。
中には、借主本人ががんになったら保険金が支払われるなど、がん特約付きもありますので、加入時にはじっくり検討してみましょう。

<主な団体信用生命保険の種類>
特約なしタイプ:通常の団信で、借主本人が死亡もしくは所定の高度障害状態になったときに保険金が支払われるもの。

ワイド団信:通常の団信よりも引受条件を緩和し、持病や既往症、または治療中など健康上の理由から一般的な団信に加入できなかった方でも加入できる可能性がある団信

がん団信:所定のがんと医師によって診断確定された場合、住宅ローンの借入残高が0円になるという特約付きの団信

3大疾病保障付団信:通常の団信に加えて、借主本人ががん、脳卒中、急性心筋梗塞のいずれかを発症し、所定の状態になった場合に保険金が支払われるという特約付きの団信

8大疾病保障付団信:3大疾病に加えて、高血圧、糖尿病、慢性腎不全、肝硬炎、慢性膵炎の5つの重度慢性疾患も加えた特約付きの団信
なお、対象となる病気や条件は、金融機関や商品によって異なります。

さまざまなプランがあり、多様化している団体信用生命保険。
加入時には、今まで加入してきた生命保険と保障内容が重複していないかなども確認してみましょう。場合によっては、重複している部分を見直して、家計を改善できる可能性もあります。住宅ローンを借入れる時期に、同時に保険と家計を見直すことが有効だと言えるでしょう。

※参考
日本経済新聞 2022年5月21日「マネーのまなび 返済不能時の残債ゼロに 住宅ローンの団信」

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