家づくりコラム
2021/09/06
ZEHについて詳しく解説していきます!
こんにちはクレバリーホーム東濃店です!
皆さんはZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)(以下「ZEH」と表記)という単語を聞いたことがありますか?
ZEHとは、まず高い断熱性をベースに、高効率機器などによる「省エネ」と太陽光発電などによる「創エネ」を組み合わせることで、住まいにおける消費エネルギーをほぼ「ゼロ」にすることができる住まいのことです。
ZEH支援事業による補助金も用意されていて、今後ZEHは更なる発展が見込まれています。
ZEHは、政府が2030年までに標準的な新築住宅での実現をめざしているものです。
一次エネルギーにおける消費量の収支をゼロにし、温暖化の促進を食い止めることが大きな目的の一つです。
今回はそんなZEHの特徴や、ZEH住宅を建てるメリットについてご紹介していきます。
新しく住宅を建てることを検討中の方や、温暖化や地球環境の保護に興味関心がある方、将来的に注文住宅などのマイホームを建てたいとお考えの方は、ぜひ地球に優しい、新しい住まいの形であるZEHについて詳しくご紹介している本記事を最後までご覧ください!
ZEHのメリット
政府にも推進され、環境に優しいことが大きくフォーカスされるZEH住宅ですが、実際に生活するにあたってのメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
ZEH住宅のメリットを大きく3つに分けてご紹介します。
経済性
ZEHは高い断熱性や太陽光発電により「一次エネルギーにおける消費量の収支ゼロ」という非常に環境に優しい設計になっています。また、省エネ・断熱であるので光熱費を抑えることができるので、平均して従来より1/2から1/4の光熱費で生活することができます。
こうした月々の節約の積み重ねにより、年間100,000円ほどの光熱費削減に成功したご家庭もあります。
快適・健康性
断熱性の高さは、住む人の健康にも影響を与えます。
寒暖の激しさは体調不良の大きな原因の一つです。
昔の家では窓や床、壁とでは6℃ほどの差があったにもかかわらず、ZEHの住まいでは床・壁・窓それぞれの温度差がほとんどありません。
特に夏は日本でも有数と呼んでもいいほど暑く、冬の寒さも厳しい岐阜県などでは非常に大きな効果と言えます。
激しい寒暖差は血圧に大きな影響を与えます。血圧の急激な変動は体に害があり、大きな病気を引き起こす原因になりえますが、ZEHの住まいでは健康に最適な温度を一年中キープすることができるので、体に優しい住まいです。
また、部屋間の温度差がほとんど無いので、家のどこでも快適に過ごせることも大きなメリットです。
冷暖房を止めた後も温度をキープしやすい特徴を活かし、就寝前などにエアコンを止めても朝まで快適に過ごすことが可能です。
冬の窓辺などは特に冷え込みやすく、せっかく晴れた日でも日差しを浴びることができませんでしたが、ZEHは冬の寒さを取り込まず、逆に日差しが暖かい窓辺を作り出すことに成功しています。
蓄電性
ZEH住宅は蓄電性もあるので、もし災害などで停電が発生しても、数日間生活できるのも大きなメリットです。
また、蓄電池を導入する場合は受けられる補助金も多くなる場合があるので、万が一の備えとして蓄電池を設置することは非常におすすめです。
補助金が受けられる
政府が推し進めるZEH住宅の建築ですが、補助金を受けられる場合もあります。
ここからはZEH補助金制度について詳しく解説していきます。
ZEH補助金を受ける条件
「断熱性能・省エネ・創エネ」の3つの条件を満たしている必要があります。
次に、「新築の注文住宅を購入する方・新築の建売住宅を購入する方・自己所有である既存住宅を改修する方」、そして最後に「所有者が自らが住む専用の戸建て住宅であること・SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)に登録されているZEHビルダーもしくはプランナーが設計や建築、改修や販売を行うZEHである」こと。
これらを満たしていれば、ZEH補助金の申請をすることができます。
ZEH補助金はどのくらい受けられる?
ZEH補助金の金額は一定ではなく、ZEHの性能によって異なります。
各性能の違いについてご説明します。
ZEH
一般的に「ZEH」と呼ばれる住宅のことを指します。
一次エネルギーの消費量を、「省エネ基準」より20%以上削減することができる住宅です。
補助金額は600,000円で、ZEH住宅に蓄電システムを導入する場合、さらに20,000円/1kWh、もしくは補助対象経費の1/3か200,000円のいずれか低い額が補助金に加算されます。
ZEH+
「ZEH+」は一次エネルギーの消費量を、「省エネ基準」より20%以上削減すること、そして断熱性の更なる強化や、電気自動車の導入など、省エネを推進している住宅に付与されます。
補助金額は1,050,000円です。
蓄電システムの導入における追加補助金の申請はできませんが、「先進的エネ熱」などの挿入支援制度を併願することにより、追加補助申請ができるようになります。
ZEH+R
「ZEH+R」は、「ZEH+」に加え、さらに太陽光を利用した温水システムの導入や停電時における蓄電池の有用性など、高い防災機能を兼ね備えた住宅を指します。
補助金額は1,150,000円で、さらに蓄電システムを導入する場合は20,000円/1kWh、もしくは補助対象経費の1/3か200,000円のいずれか低い額が追加で補助金額に加算されます。
また、太陽熱利用の温水システムを導入の場合は、液体式が170,000円、空気式が600,000円が加算されます。
停電自立型燃料電池を導入の場合は、定額40,000円~110,000円が加算されます。
ZEHの補助金制度の申請方法
基本的に申請は施工会社が行います。申請書類も施工会社が行うので、施主はサインと印鑑を押すだけでOKです。
申請書類が「受理」されてから2~3週間ほどで「補助金交付決定通知」が送付されます。
その後、期限までに住宅の引き渡しを受け、「ZEH住宅の実績報告書」と「交付決定通知書」を送付します。
同封されるアンケートの回答は必須になるので、お気をつけください。
公募期間は毎年SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)のホームページに記載されるので、詳しくはそちらからご確認ください。
まとめ
ZEHは政府にも推し進められている省エネ・創エネ住宅で、毎月の光熱費を抑えられるのはもちろんのこと、温度差を無くすことができるので、快適かつ健康な生活を送ることができる点も非常におすすめなポイントです。
今後、ZEHの認知度がさらに上がり、導入する人が増えると、補助金の利用もなかなか難しくなってきます。
現段階で注文住宅を建てようと検討中の方は、ぜひZEHの住宅を建てることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
出典元:経済産業省資源エネルギー庁「ZEHに関する情報公開について」「経済産業省と環境省のZEH補助金について」
クレバリーホーム可児店にも同様の記事を掲載しております。
(https://cleverly-kani.com/column/zeh/)
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