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家づくりブログ

お金に関すること住宅情勢

2024/10/11

住宅ローン変動金利に関する疑問点にお答えします!

こんにちは!

岐阜県で外壁タイルの家をご提案しているクレバリーホーム可児店・東濃店です!

今年10月大手5行及び地元金融機関が相次いで、住宅ローン変動型金利の0.15%引き上げを発表しました。

そこで、今回は皆さんが住宅ローンに関して疑問に思われる点をQ&A方式でご紹介させていただきます。

 

【目次】

Q1:住宅ローン金利の種類には何があるの?

Q2:住宅ローン利用者は、固定金利と変動金利、どちらの金利タイプを選ぶことが多いの?

Q3:そもそも変動金利ってなに?

Q4:どうして多くの方が変動金利型を利用しているの?

Q5:変動金利は、どうやって決まるの?

Q6:なぜ、このタイミングで金利を引き上げたの?

Q7:今回の金利引き上げでいつから住宅ローンの返済額が変わるの?

Q8:住宅ローン変動金利の特徴とは?

Q9:私は住宅ローン変動金利に向いている?向いていない?

 

Q1:住宅ローン金利の種類には何があるの?

A . 住宅ローンの金利の種類は、大きく分けて2つ「変動金利」と「固定金利」があります。

更に、「固定金利」には、借り入れ開始時に完済までの金利が固定される「全期間固定型」と一定期間の金利が固定される「固定期間選択型」があります。なお、選択する固定金利期間には、3年、5年、10年、15年などがあります。

Q2:住宅ローン利用者は、固定金利と変動金利、どちらの金利タイプを選ぶことが多いの?

A . 注文住宅に入居した方の住宅ローン利用世帯における民間金融機関からの借入金の金利タイプは、全国、三大都市圏ともに変動金利型が最も多く、それぞれ75.0%、80.7%で、多くの方が変動金利型を利用していることが分かります。

国土交通省が毎年調査している「令和5年度住宅市場動向調査報告書」によると、令和4年度に自分自身が居住する目的で建築した注文住宅に入居した方のうち、住宅ローンがある割合は、全国で74.8%、三大都市圏で69.7%でした。

令和5年度住宅市場動向調査報告書

Q3:そもそも変動金利ってなに?

A .返済途中でも、国の金融政策などによって適用される金利が変動するタイプの金利の事をいいます

変動金利を利用している人の場合、一般的な金融機関では金利の見直しは半年に一度です。

 

Q4:どうして多くの方が変動金利型を利用しているの?

A . 特徴としては金利が変わるリスクがある分、固定金利に比べて金利が低く設定されていることや、近年は銀行間の顧客獲得競争が変動金利中心に行われてきたことで、これまで低金利で推移してきたということが挙げられます。

9月の変動金利は ネット系年0.430% 大手年0.398% 地銀年0.635% 9月10年固定 大手年1.483%でした。

 

Q5:変動金利は、どうやって決まるの?

A . 変動金利は短期プライムレートと連動して決まります。

短期プライムレートとは、銀行が最優良企業(業績が良く信頼性の高い企業)に融資する際の最優遇貸出金利のうち、1年未満の短期融資の金利です。

短期プライムレート自体は企業に適用される金利ですが、この短期プライムレートに連動して住宅ローンの変動金利も変動します。

この短期プライムレートは、金融機関同士がおカネを貸し借りする時に「市中金利(無担保コール翌日物)」に連動し、この市中金利をコントロールしているのが日本銀行の「政策金利」なのです。

景気の安定を至上命題とする日銀、景気が良くなれば日銀は「政策金利」を上げるように動き、景気が悪くなれば下げようとします。

つまり、住宅ローンの変動金利は、「景気の良し悪しの実態」に影響されます。

 

Q6:なぜ、このタイミングで金利を引き上げたの?

A . 日銀がマイナス金利の解除に続き、7月に「政策金利」を0~0.1%から0.25%へ引き上げを決めたからです。

大手銀行及び地元金融機関がこれを受けて、9月に短期プライムレートを0.15%引き上げることを決めました。このことが変動金利の引き上げにつながっています。

 

Q7:今回の金利引き上げでいつから住宅ローンの返済額が変わるの?

A . 10月以降、新規に変動型住宅ローンを利用される方は、今回の引き上げが適用されます。

すでに変動型住宅ローンを利用されている方は、来年1月の返済額から今回の引き上げが適用されます。

 

Q8:住宅ローン変動金利の特徴とは?

A . 住宅ローンの返済方法には、元利均等返済と元金均等返済の2種類がありますが、変動金利元利均等返済の場合、【5年ルール】と【125%ルール】にそれぞれ特徴があります。

【5年ルール】

金利の見直しにより適用金利が上がったとしても、5年間は契約者の毎月の返済額は変わりません。(返済額の内訳 [元金と利息] が変わります)

 

【125%ルール】

適用金利上昇により6年目にその時点の金利にって毎月の返済額が見直される際、元の返済額の1.25倍を超えません。

 

2つのルールは急な返済負担の増加により契約者が困らないように定められているルールですがデメリットもあります。

5年ごとの返済額見直し時には、125%ルールといわれる返済額の増加に上限を設ける制度があるので、返済額の増加はそれまでの返済額の25%アップが上限となります。

 

例えば、毎月8万円の返済額の人なら、6年目以降の返済額は、毎月10万円が上限となります。したがって、ローン残高に応じた利息部分の金額が10万円を超えてしまうと、6年目以降になっても未払利息の発生が止まらなくなり、未払利息が貯まり続けることになります。

未払利息の精算の方法は、金融機関によって異なります。変動金利元利均等返済の返済プランでは、こうした点にも注意が必要です。

ただし、元金均等返済の変動金利商品や元利均等方式でも一部金融機関では、「5年ルール」や「125%ルール」がなく、適用金利が上がればその時点で返済額がアップするタイプの変動金利を扱っているところもあります。この場合、適用金利が変わるタイミングで返済額も変わります。変動金利であってもどちらのタイプかを理解しておきましょう。

 

Q9:私は住宅ローン変動金利に向いている?向いていない?

A ・住宅ローン変動金利に向いているのはこんな方↓

□ 借入当初の返済額を抑えたい人

□ 短期での返済を考えている人

□ 将来の返済額増加に耐えられる資金力のある人

住宅ローン変動金利に向いていないのはこんな方↓

□ 月々の返済額に余裕がない人

□ 長期での返済を考えている人

□ 変動する金利の動向を確認するのが面倒な人

 

まとめ

住宅ローン金利の種類は住宅ローンを組む際の重要な選択です。

ご家庭の経済状況に応じて適切に選択することで、無理のない計画的な返済ができます。

住宅ローン変動金利は借入時の金利が低いという大きなメリットがある一方で、金利上昇によるリスクが大きいことが特徴です。

これからマイホームのご購入を検討している方、既にマイホームを購入していて住宅ローンを利用している方はしっかりと情報を収集して無理のない返済計画を立ててみてくださいね。

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